SNS運用代行の費用は、なぜ会社によってこんなに違うのか

同じ「SNS運用代行」という名前で、見積りが何倍も違う。
2〜3社に問い合わせた人が、いちばん最初にぶつかるのが、これです。
この記事では、金額そのものは扱いません。
差が生まれる理由と、見積りの見方を書きます。
「SNS運用代行」は、決まった商品名ではない
まず前提から。
SNS運用代行には、業界で決まった中身がありません。
投稿の予約だけを請け負う会社もあります。
企画、撮影、編集、投稿、数字の分析、次の改善まで丸ごと請け負う会社もあります。
どちらも、同じ名前で出ています。
定食にたとえると、わかりやすいかもしれません。
ご飯とみそ汁だけの定食と、小鉢と焼き魚までついた定食を、同じ「定食」として比べている状態です。
値段が違うのは、むしろ自然なことです。
費用の差は、どこから生まれるのか
差を作る要素は、いくつかあります。
大きいものから順に書きます。
1つ目は、作業の範囲です。
企画から入るのか、できあがった素材を投稿するだけなのか。
企画には、アカウントの目的を決める作業や、競合を調べる作業が含まれます。
ここが入るかどうかで、必要な時間が大きく変わります。
2つ目は、何を作るのかです。
画像1枚の投稿と、15秒のショート動画では、手間がまったく違います。
動画は、撮影、編集、テロップ、音まで考える必要があります。
「毎日投稿します」と書いてあっても、その中身が画像なのか動画なのかで、作業量は別物です。
3つ目は、改善まで含むかどうかです。
投稿して終わりか。
数字を見て、反応の良かった型を探し、次の企画を変えるところまでか。
後者は、投稿そのものより、数字を読む時間のほうが長くなることもあります。
4つ目は、関わる人の数と経験です。
企画する人、作る人、数字を見る人が別々にいる体制と、1人で全部を見る体制では、費用の組み立てが変わります。
どちらが良い悪いではなく、何をどう分けているかの違いです。
「投稿代行」と「運用代行」は、何が違うのか
費用の話でいちばん多いすれ違いが、この2つの取り違えです。
投稿代行は、用意された素材を、決まった日時に投稿する仕事です。
作業を預けます。
運用代行は、目的を決め、企画し、作り、投稿し、数字を見て、次の手を変える仕事です。
成果に向かう道筋ごと預けます。
運用を頼むつもりで見積りを取ったのに、中身は投稿代行だけだった。
あるいは、投稿だけで十分なのに、運用の見積りが出てきた。
このずれが、「高い」「安い」という感想の正体になっていることがあります。
見積りを見るとき、最初に確認する5つのこと
金額を見る前に、中身を見ます。
次の5つが書かれているかを、順に確認してください。
- 目的
フォロワーを増やすのか、問い合わせを増やすのか、認知を広げるのか。目的が書かれていない見積りは、何をもって成功とするかが決まっていません。 - 作業の範囲
企画、撮影、編集、投稿のうち、どこまでが含まれているか。含まれていない作業は、誰が担当するのか。 - 月の本数と形式
1か月に何本、何の形式(画像、動画、ストーリーズなど)を作るのか。 - 数字の報告と改善
報告は月に何回あるのか。報告だけでなく、次の提案まで含まれているか。 - 追加で費用がかかる場面
修正は何回までか。撮影や広告の費用は別なのか。契約の期間と、やめるときの条件はどうなっているか。
5つとも書かれている見積りは、それだけで、読み比べがしやすくなります。
書かれていない項目は、遠慮せず質問して大丈夫です。
安い見積りで起こりやすい失敗
ここに書くのは、見積りの内容から起こりやすいと考えられる例です。
特定の会社や案件の話ではありません。
- 投稿は毎日出ているのに、問い合わせが増えない。
見積りに目的や分析が入っておらず、投稿だけが続いている。 - 修正のたびに、追加の費用がかかる。
契約のときに、修正の回数を確認していなかった。 - 動画だと思っていたのに、画像が届いた。
形式の記載があいまいで、お互いの想定が違っていた。 - 誰が企画して、誰が数字を見ているのか、わからない。
体制が見積りに書かれておらず、窓口の人しか見えない。
4つに共通しているのは、金額が低かったことではありません。
「何が入っていないか」を、契約の前に見ていなかったことです。
安いこと自体は、失敗の原因ではない。
見積りの中身を確かめないまま決めてしまうことが、原因になりやすい。
そう考えるほうが、実際に近いと思います。
それでも、高いほうが正解とは限らない
ここは、逆の話も書いておきます。
範囲が広い見積りは、費用も大きくなります。
ただ、その範囲が、今のあなたに必要なものとは限りません。
たとえば、アカウントを始めたばかりの段階で、詳しい分析レポートが毎週届いても、読む時間がなければ意味がありません。
まず投稿を続ける土台を作る時期に、フルセットの運用を買うと、使わない部分にも払うことになります。
もう1つ。
費用が高いことと、成果が出ることは、イコールではありません。
成果は、投稿の質、扱う商品や情報、続けられる体力で決まります。
代行に出せるのは、作業と設計の一部です。
商品の良さや、現場でしか見えない話は、社内にしかありません。
それを渡せるかどうかも、結果を左右します。
大切なのは、金額の大小ではなく、目的と範囲が合っているかどうかです。
見積りを取る前に、整理しておきたいこと
全部が決まっている必要はありません。
次の項目を、わかる範囲でメモしておくと、話が早くなります。
- 何が増えたら、成功と言えるか(フォロワー、問い合わせ、来店など)
- すでにある素材(写真、動画、現場の話、お客さまの声)
- 社内で出せる時間(撮影への立ち会い、確認の返信など)
- 続けたい期間の見通し
- 予算の考え方(上限の金額が言えなければ、「このくらいの規模で」という感覚でも十分です)
決まっていない部分は、相談しながら決めていけば大丈夫です。
マッタ創作所の見積りは、内容に合わせて個別に出しています。
ご相談とお見積りは、無料です。
目的や予算が固まっていない段階でも、氣軽に声をかけてください。
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